ハーブは香りが良く、料理や飲み物・アロマなど様々なことに活用できるため、栽培を考えている人も多くいるでしょう。しかし、繁殖力の高さなど気をつけるべきポイントがあるため、安易に育てるのはおすすめしません。この記事では、ハーブを庭に植えるのが大変な理由を解説し、大量繁殖を防ぐ方法や特に危険な種類もご紹介します。

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ハーブを庭に植えて大変になる理由

ハーブを庭に植え、放置すると「大量に繁殖する」種類があるからです。プランターであれば比較的増殖は抑えられますが、地面に直接植えているとすぐに増えて庭中を覆ってしまいます。場合によっては道路や隣家にまで伸びる可能性があるので、ハーブを庭に植える時は注意しなくてはいけません。

ハーブの大量繁殖を防ぐ方法

ハーブの大量繁殖を防ぐ方法を、2つご紹介します。

 

• 鉢に植える
• 区画を決めて植える

鉢に植える

ハーブの大量繁殖を防ぐには、プランターなどの鉢に植えるのが最も効果的です。根が広がらないため増えにくく、庭に植えている他の植物にも影響しにくいです。しかし、ハーブの中にはつるが伸びたり、種を飛ばしたりして増える種類もあるので、鉢に植えているからといって必ずしも増殖を抑えられるわけではありません。

区画を決めて植える

ハーブの大量繁殖を防ぐには、レンガや柵などで囲い、区画を決めて植える方法もあります。あらかじめ場所を決めておくと飛び出た葉やつるを剪定して減らせるので、比較的増えにくいでしょう。しかし、ハーブの中には土の中で根を増殖させる種類もあり、見た目には増えていなくても他の区画に侵入している場合があります。

庭に植えると特に大変なハーブの種類

庭に植えると特に大変なハーブの種類は、以下の5つです。

 

• ミント
• レモンバーム
• オレガノ
• ローズマリー
• カモミール

 

それぞれについて解説します。

ミント

ミントは、爽やかな香りのハーブとして有名です。料理や飲み物に入れて手軽に楽しめるので、人気の種類になります。しかし、ミントは繁殖能力が特に高く、土の中で根を伸ばしてすぐに増殖するため、植えると他の植物の栄養も奪ってしまう可能性があります。ハーブの中でも特に気をつけるべき種類だといえるでしょう。

レモンバーム

レモンバームは、レモンのような香りでリラックス効果が高く、ハーブティーやアロマに使われています。ミントほどではありませんが、レモンバームも根を伸ばして増えるタイプなので、庭に植える時は注意しましょう。

オレガノ

オレガノは、ピザソースやトマトパスタなど、トマト系の料理と相性が良いハーブです。成長速度は遅い種類ですが、生命力が強く庭に植えると他の植物の栄養を奪う可能性があるので注意しましょう。

ローズマリー

ローズマリーは、肉料理などによく使われるハーブです。繁殖能力はそこまで高くありませんが、長期間植えたままにすると茎の硬い低木になるため、剪定しないとかなり大きくなります。伐採するのも大変なので、定期的に硬さや大きさを確認しておきましょう。

カモミール

カモミールは、リラックス効果の高い香りと白色の花びらが特徴のハーブです。アロマやハーブティーなどに活用できるため人気の種類ですが、放置すると種が飛んで他の区画や隣家に侵入する可能性があります。

ハーブを庭に植える時は注意しましょう

ミントやレモンバーム、ローズマリーなどのハーブは、庭に植えると大量に繁殖する可能性があるためとても大変になる場合が多いです。増殖を防ぐには、鉢の使用や区画を決めての栽培が有効ですが、根やつるが伸びて増える場合もあります。確実に増殖を抑える方法はないので、ハーブを庭に植える時は注意しましょう。