お客様がゆったりとリラックスできる空間作りのためには、店舗の内装がとても大切です。しかし重要性がわかっていても、具体的にはどのような部屋作りをすれば良いのか、いまいちピンとこない人も多いのではないでしょうか。そこで本記事では、リラックスできる内装を作るコツについて解説します。初心者の方にもわかりやすくお伝えするので「センスに自信がない」という方も、ぜひ最後までご覧ください。

この記事を読むための時間：3分

リラックスさせるには視覚情報が大切

空間の癒しは「光」と「色調」から感じ取れるものです。リラックスできる空間を作るためには、視覚から「優しい印象」を受け取れるデザインを意識してみてください。見た目で癒される空間に、快適な空調や良い香り、心地の良い音楽などの要素をプラスすることで、相乗効果を生み出すことができます。

リラックス効果が高い内装の特徴

ここからは、リラックス効果が高いとされる内装の特徴をご紹介します。

照明が心地よい

照明の明るさがほどよいことも、リラックス効果を得るためには大切です。お客様が「眩しくて目が疲れる」「暗くて不安」と感じない照明加減を意識しましょう。間接照明やグレアレス照明は、視覚的な刺激が少なく優しい印象を与えられるためおすすめです。光の当て方やライトの位置によっても印象は変わるため、他の人の意見も参考にしながら決めましょう。

清潔感がある

人は清潔感の保たれている空間で、安心感を感じることができます。そのため店舗内は不衛生なイメージを与えないように、小さなゴミやほこりも目立たせないよう努力してください。少しでも汚い印象を与えてしまうと、どれだけおしゃれなインテリアを揃えていても台無しになってしまいます。心からくつろげる空間作りを目的としているのなら、清潔感は最低限満たすべき条件です。

安らぎ感のある配色

色にはそれぞれ心理的な効果があります。安心感を与えたい場合には、白や茶色、柔らかい色味のオレンジなど、普段目にする機会が多い優しい配色を意識しましょう。リラックス効果を高めたい場合には、淡いグリーンや水色、ベージュなど、ナチュラルさを感じられる自然な色味がおすすめです。特に壁紙やカーテンは面積が広く、部屋のイメージを大きく左右するので、色選びには注意してください。

リラクゼーション効果のある部屋作りのポイント

ここからは、リラクゼーション効果のある部屋作りのポイントをご紹介します。

聴覚や嗅覚を利用する

リラックスしやすい雰囲気を作りたければ、視覚だけでなく聴覚や嗅覚から得られる効果も利用しましょう。まず聴覚に働きかけるためには、心地よいと感じる音楽をBGMとして取り入れることが大切です。α波が出るとされている音楽や、静かで温かみのあるオルゴール系の音楽、川のせせらぎや鳥の声などの自然音も良いでしょう。

またリラクゼーション効果の高いアロマオイルを使用することで、お客様によりくつろいで過ごしてもらえます。気持ちがスッキリするオレンジ系や、心を落ち着かせるラベンダーの香りなどがおすすめです。店舗の雰囲気によっては、イランイランなどのオリエンタル系の香りを取り入れても良いでしょう。

配色は3色以内に

色の種類が多く、たくさんの情報が目から入ってくると、知らず知らずのうちに疲れてしまうものです。そのため、部屋のテーマカラーは3色以内に抑えることを意識してみてください。違う色を追加する場合でも、できるだけ近い雰囲気を持つ色を選びましょう。

統一感を意識する

内装を決めるときには「統一感」を意識することで、大きな失敗を防ぐことができます。インテリアや小物を買うときに「可愛いから」という漠然とした理由で選んでいると、部屋に並べたときにごちゃごちゃとした印象になってしまいます。見た目のまとまりがなくなり、お客様も落ち着けないため、統一感を意識した空間作りを行なってください。

内装を工夫して、リラクゼーション効果を高めよう！

本記事では、リラックスできる内装を作るコツについてご紹介しました。お客様に心の底からくつろいでもらうためには、視覚から得られる情報がとても大切です。そのためにも部屋の色合いや照明の具合、清潔感には十分に注意を払いましょう。本記事の内容をぜひ参考にしていただき、素敵な内装作りにお役立てください。